髪とお肌が一度で綺麗に!夫婦で築く美容のトータルケアサロン【ヘア&エステ ドルフィン】

忙しい日常のなかで、髪を切りに行くタイミングにちょっとだけエステを受けたいな、と思うことありませんか?
お客様は自分しかいないくつろぎの空間で、30分のエステと髪をカットしてもらえる、夢のようなお店が稲城にあります。友iな人々第3回目はヘア&エステ ドルフィンさんにお話を伺いました。

 

−お店を始めたきっかけを教えてください。

「(店長)稲城長沼の美容室で平成元年から雇われ店長だったんですけど、そこの美容室って割とスタッフが多くて、お客様1人をスタッフがかけもちするスタイルでした。それはそれで嫌じゃなかったんですけど、一人のお客様を自分で全部最初から最後まで受け持って、時間もゆっくりとってやりたいという気持ちがあって、そこからですね。たまたま近くにある化粧品店の娘さんと知り合って、、、」

「(奥様)父が美容材料のディーラーだったんです。」

店長は5年半くらい市内の美容室に勤めていて、化粧品店の娘さんでエステティシャンである奥様と知り合い結婚。独立のため物件を探していたところ、たまたま稲城駅のそばのビルの一室に奥様のご実家の支店があった。お店を切り盛りしていたお姉様が結婚を機に辞めるタイミングと重なり、この場所で開業し現在に至る。店長はヘア、奥様はエステを担当。

「(店長)両方とも美容に関する仕事なので違和感なくはじめられました。」

 

つい目がいってしまう趣味の品々。『好き』でお客様も笑顔に。

一般的な美容室にはない「ミニチュア」が店内の随所におかれている。お酒好きの店長がミニチュアのお酒シリーズを買ったことがきっかけだそう。食べ物シリーズなど他のミニチュアも飾っており、外に向けておくと通りがかった子供たちが喜んで見ていくという。

「(奥様)お客様も一緒に楽しんでくれるから嬉しいね。」

店長のもう一つの趣味である広島カープについても店内のあちこちを彩っている。

「(奥様)隠れファンだったのに、人生後半になったらあからさまになってきた(笑)優勝したときは、みんなからおめでとうって言ってもらえたね。」

−お店のテレビも野球をつけるのですか?

「(店長)お客様は男性が1割くらいなので、ガンガン野球見てる人っていうのはあまりいないかと。お店のテレビは好きなチャンネル回してくださいね。」

−どのようなお客様が多いのですか?

「(店長)うちは地域密着型だから。赤ちゃんからお年寄りまでっていう感じの幅広い層で、やってる人間が年取ってきちゃって(笑)27年やってるから、お客様とともにね。」

「(奥様)結婚して子供さんを見せにきてくれたりすると楽しいね。」

 

近所で気軽に「うたた寝エステ」。ヘアの前に是非どうぞ

−エステはどのようなお客様が多いですか?

「(奥様)エステの方もご近所の方がほとんどです。エステっていうと、おしゃれして都心でっていうのもあるし、それも綺麗になる方法だったりするので、それはそれでひとつ持っておいた方がいいけど、ご近所にあって、疲れたときお昼寝がわりに使ってもらえるような、気楽な感じがいいかなって。『うたた寝エステ』って言ってて。家事で疲れたときとかにちょっと思い出してもらえたらいいなって。」

お子さんの部活の付き添いで日焼けしちゃったから、エステに寄ってから帰るという方も。

「さっきも、髪の毛でご予約だったけれど、空いてたらちょっと一休みしていきたいなって」と、ヘアとエステの両方を受けられる方もいるそう。エステのお客様がヘアのお客様になることや、その逆もあるという。両方受ける際はヘアの前にエステを受ける方がベター。ヘアの後にエステを受けることも可能だが、エステの際に頭にターバンを巻くので髪のセットが崩れてしまうそう。

「(店長)どうやったらこんなに崩れるのかって思うくらい崩れて(笑)」

「(奥様)夫の作品を妻が壊す(笑)」

―肩こりがひどい、とかの理由でエステを希望できますか?

「触ってみて、私(エステの領域)じゃないって思う時もあるので、その時はお隣の『おみ接骨院』さんを紹介するんです。おみさんは痛み改善のスペシャリストなので。並びもみんな仲良くお仕事できていて、縁結び友i商店会もなんか部活みたいな感じで。異業種で情報交換したり。コロナ禍でそれぞれの店が孤立していた時も、どこかで繋がってる感があったから。ああ、これが縁結びなんだなあって思うことが多かったです。」

 

エステを受けたその時間の倍、疲れをとってもらいたい。

−初めて来店するときの、希望の伝え方ってどうしたらいいですか?

「(奥様)『こういう肌になりたい』っていうのがはっきりしていた方がいいかな。同じ基本のコースでも使うものが違うので。こういう風なのが本当は望みなんだよっていうことを一緒に目指して、あとは頑張るのは私だと思うので。いらしていただいたら5分前より5分ぶん綺麗になって、(5分といわず)10分ぶん疲れとって帰っていただきたいので、なるべくリラックスして眠っていただけるぐらいが理想かな。いびき、寝言、おねしょまではOKなんですけど、寝返りうつとベットから落ちちゃうのでそこだけ気をつけてもらえれば(笑)」

始まってすぐすやすや眠りにつく方も、ラストまで眠らずお話しする方もいらっしゃるそう。

「お客様の好みに合わせて、リラックスして過ごしてもらえたらいいなって、そのためにできることは何かないかなっていつも考えながら仕事しています。」

 

効率化とは別の軸を持つ店長の美学

ドルフィンさんにはアシスタントはいない。シャンプーもドライヤーも店長が行い、カラー剤も店長が調合する。同じお客様でも、年齢によってカラーの入り方が異なってくるという。

「カラーにしてもパーマにしても長年やってるとやっぱ変わってきますし、だんだん敏感肌になって染められなくなって、そうするとカラー剤を変えたりとかやり方を変えたり。」

お客様の変化に沿った対応は苦ではなくできるそう。本人も気づかないような些細な変化にも対応して「こうなりたい」を叶えていく。

「(店長)さっきのリラックスの話ですけど、掛け持ちして何人もやるとこっちの人がよく話すタイプで、こっちの人が静かなタイプだと、お客様も気を遣っちゃう。ここはそれがないんです。一枠にお一人様限りなので。」

他のお客様と重ならないよう、1時間に1人お客様の対応をするスタイルはコロナ禍のニーズにちょうど合致した。今はそれがちょうどよかったのかな、という。

「寝てもらっても、お話していただいても、お客様のタイプに僕は合わせます。話すことがストレス発散になる方もいらっしゃるから。だからお客様をダブらせない。1日でやれる人数決まっちゃうんですけど、それでもいいかなって。」

「(奥様)二人で食べていけてばいいかなって。子育ても終わったし。」

「(店長)何とか27年やってこれたんで、何とかね。」

 

正しく使うと効果倍増!?プロが教えるお肌のホームケア

−化粧品を使ったおうちでのお手入れ方法について教えてください。

「(奥様)同じ化粧品でも使い方で効き目ってかわってきちゃうから、正しい使い方で使うともっと楽しい効果がでるよって伝えたいですね。うちで買ってとは言いませんから、化粧品を買うときに遠慮なく聞いて、正しく使うのがホームケアのポイントかなって。優しく優しく使うと楽しい効果が出てくるのが化粧品なので。肌を大事に大事に思って使うと全然違います。お家にある化粧品を120%活用してください。」

−美容室の方はいかがでしょうか?

「(店長)自分で染めるって方も最近ね、結構ききます。ただ、カットだけは自分を切るのって難しいですね。前髪カットだけでも気軽にお越しください。」

 −最後にお客様にひとことお願いします!

「(奥様)リラックスして明日からの元気をチャージして帰っていただければと存じます。」